本日は合宿で完成した3種類のお蕎麦の"レシピ"と"工程表"と"オペレーション"を設計しました。 『蕎麦のレシピ』は通常の料理とは違い、 蕎麦粉の量が同じでも水の量はその時の状況(気温、湿度、機材の温度)によって微妙に変わるので、 その点も考慮し科学的に検証した結果を落とし込んだ特殊なレシピです。 『製麺の工程表』は蕎麦ができるまでの作業を順番に明確に表にすることです。 いわゆる蕎麦職人の職人技がいくつも入っている作業の説明書でもあります。 ちなみに俺は"手打ち式 製麺機"という機械を使って製麺します。 メリットは機械なのに手打ちと同じように加水を多く出来て瑞々しいお蕎麦が作れることです。 また力が要らないのでお年寄りや女性にも蕎麦を打つことができるのが労務環境的に職人不在でも素晴らしいお蕎麦が作れるのは最大のメリットです。 最後に『オペレーション』ですが、作業を正確に最速で行う為に、 配置や移動や作業を全て徹底的に効率的に設計することです。 一歩や1秒も無駄にしないようにし、 尚且つ 間違いの出ないように正確に作業を行うにはどうすれば良いかを科学し設計します。 じねんじょ庵では『そば打ち師範認定制度』を定めて、 希望するスタッフ全員を対象に年に4回 筆記と実技の認定試験を行い、 合格した人のみがそば打ちが出来るシステムを取り入れます。 また合格者は技術を取得した訳だから当然時給や給料や待遇が上がります。 大学生や主婦のアルバイトでも認定試験に受かれば蕎麦の製麺が出来るわけです。 今回の商品開発合宿は素晴らしく充実した内容でした。 まずはじねんじょ庵の中心であり肝である最高なお蕎麦が完成したことを心から嬉しく思っています! こちらの身勝手な申し出にも関わらず機材と場所をお貸し頂き、 朝から深夜まで4日間 妥協なくお付き合い頂いた 嶋本さんには心から感謝しています。 ありがとうございました! お蕎麦を食べているお客様の笑顔が目に浮かびます♪